新世界セッション

日記とか、色々。

2020-01-01から1年間の記事一覧

あいまい

. 最近、もう「どの自分」にも戻れないのだと実感することが多い。 弱っていたりすると一瞬引きずり戻されるのだけど、基本的に、次の日には今ある日常に戻っている。 あれ程特定の人間に自分が見聞きしたものを共有させたがっていたのに、今ではこの眼にう…

ガラス瓶のいちばん外側

. 僕がよく行っていた図書館がある。 僕は昔その図書館で10冊の本を借りて1週間でどれだけ読めるかという遊びをしていた(結局10冊も読めないまま返却するのだけど)。 そこはこじんまりとしたところで、小説のコーナーはほんの少ししかない。そのわりに、…

さよなら4月とノスタルジック

. Zemethのアルバム「ROUGE NOIR」を聴きながら、病院に向かっていた。 自宅を出る前辺りにひとつ気づいたことがあった。最近苦しかった理由のひとつは〝自分が何処にも居ない〟感じがするからなのでは、と。 おかしな話だ。 少し前まではあれほど、世界の…

ぼくは頭の中に宇宙が広がるのを感じた

. それは今日、唐突にやってきた、とても衝撃的な体験だった。 ⋮ 人間の生存本能は馬鹿に出来ないな、と絶望しながら嬉しく思う。 昨夜はあんなに終わろうとしていたのに、今ではトランペットに心酔している。 わたしは夜が怖い。 「こんなに頑張っているの…

しみじみ教 day2

. 帰り道。 以前の僕、否、〝僕ら〟に思いを馳せていた。 ぼんやりと、地図を見ないと自宅にすら辿り着けないくせに、それもせず。 いつの間にか、あの〝僕ら〟に思いを馳せることも忘れて、歩いていた。ただ、ぼんやりと。 ︙ 白い犬に会った。 一軒家の庭…

しみじみ教 day1

. 煙草がやけに染みる。ミルクティーを切らしてしまったことをだいぶ悔やみながら、Aimerの楽曲に耳を傾けつつ、感じ取れるすべてのものにしみじみしたり、考えたりしている。 ︙ 恋と愛は違ったのか。 20年以上生きて、そんなことを最近実感として知った。…

私が望んでいたのは、わたしに忠実な愛だった。ただそれだけだった。

. 2020/02/06 21:27:00 右折でも左折でも4回繰り返せば進行方向は同じ (追記:2020/05/02 00:37:41) .

無題

. 大切に出来ないくらいなら誰も要らない、と思っていた。 正確に言うなら、自分の心の扉の鍵は渡さずに、二番目に深いところにだけ居てくれたらいいのに、と。 都合よく他者を欲して、あたかも自己開示をしていますよ、なんて振りをしていた。 ︙ そういう…

死に損ない続けて良かった

. 今日も今日とて盛大に寝坊した。 タスクをこなした後、今日成人式を迎えている人がいることを知り、この2年弱を振り返ってみた。 ⋮ 20歳まで生きている予定などなかった。そもそも。 10代の私は全てを悪だとみなしていたし、当然自分の味方など居ないと思…

慟哭の果てに咲いた華

. 果たして、本当にあの場所には何も無かっただろうか。情すらも、無かっただろうか。いくら自分に問い続けても、わからない、としか言えない。思うことがないわけじゃない。それでも、わからない、としか言えない。 ⋮ 慟哭の果てに咲いた華が見たい。それ…

幻想オルゴール

. わかっていた。本当は。 これはもう行き場のないもので、どうしようもないもので、二度と得られないもので、それでも捨てられなくて、単なる思い出には出来なくて。 頭の中でオルゴールのように大事に保存して、いつもネジを巻いてはオルゴールを流し、流…

2020.1.10

. 二度寝したら盛大に寝坊した。 ぼんやり煙草を吸いながら、最近鴉が来なくなったな、と思った。結構楽しみにしてたのにな……。 ⋮ 主治医は私をじわじわと攻略してきている。主治医も楽しんでいるようだけど、私も実は楽しんでいる。 今日も見事に攻略を進…

自分の事は死ぬまで自分だけが知っていたらそれでいいじゃない

. 本文ナシ ⋮ 追記(2020.1.13) 本当にね。 追記(2020.5.1) どうかな。 追記(2020.5.26) それでも近くに大事なひとがいてくれたら、うれしい。 .

笑う膝

. 震えが止まらない。新しいことが始まっていく、そんなこと、今までにだって何度もあったのに。頑張って頑張って頑張って、その先に何もなかったらどうしよう。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は─── .

ままならない気持ちは煙と一緒に吐き出しちまうのさ

. 本文ナシ .

2020.1.1

. 6:30頃、寒さに震えながら外に出たら、空がまだ少し深い青を残していた。私は五等星(天文学に関しては無知なので主観だが)を眺めていた。 煙草2本分の間に、星はこの目では確認できなくなってしまった。 夜の終わり、朝の始まり。私はそれを、ただ眺め…